戦後、我々は豊かさを得るため、経済の高度成長を目指して。効率中心の社会を作り、大量生産物の消費を喚起するため、
個人尊重の社会を作ったことで、個人的には便利さを与えられた。
その反面、人と人のつながりが薄れて、「孤独感」に陥っている人が増え、多くの異常な犯罪が発生するような、
過度の個人社会が生まれてしまった。
近年やっと人々の意識は、「物の豊かさ」から「心の豊かさ」を追求するように変化して来ていると思われるが、
我々は歴史的な町並みを再生すると共に、地域の伝統文化である「木遣り」を保存することにより、
地域内外の人と人のつながりが広がって「連帯感」が生まれ、安全で安心な社会を目指したいと考える。
会長 安田新作
中山道鵜沼宿まちづくりの会会長兼務